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頭部(2)

「頭部」の作用

「頭部」もまた、全身と深く関係しています。

たとえば、前頭部中央付近、髪の生え際辺り。
ここは、ツボでいえば「神庭」といわれる処ですが、身体均整法や整体では必ずしもそのツボを意味している処ではありません。

たとえば、まだ仕事しなきゃいけないという時なのに疲れて思考力が低下していると感じる時、この部位を掌で優しく包むように軽く押さえてみる。

ここは「脳のエネルギーをコントロールする」処でもあり、集中力が低下したと感じた時はだいたいこの部位がゆるんでいます。
優しく刺激することで、その回復を図ることができます。

また、全体的な「過敏反応」を観るところ、ともいえます。
たとえば「喘息」や「ジンマシン」などの時、このあたりをさっきの要領で心を鎮めて押さえてみる。

いろいろな事が気になってしかたない時などにも、押さえてみるといいかもしれません。
不思議と、少し冷静になれた自分を感じられるでしょう。

そのほかこの部位だけでも…

◎理由なく出る涙
◎頭の汗
◎自律神経系の副交感神経

……など、いろいろな作用を身体におよぼします。

「頭部」調整の役割

そのほか……

たとえば、耳の前側と眼の前側の交差する処は、お腹を柔らかくする作用があります。
「腹が立つ」という時、お腹が緊張して隆起しているような状態になっていますが、その時この部位も尖った感じで隆起しています。

特に自律神経系と関連の深い処です。

また、だいたい眉間の真後ろ辺り、器官でいえば延髄と対応する処ですが、そこがたとえば弛緩してゆるんでいる時、肋骨の動きが悪く、少し全体に下方に下がっています。

「眠り」と関連深く、浅い深いや二度寝状況などがここでわかります。

そのほか「頭部」には多くの調整点がありますが、この場合でも大事なのは全体との関係性であり、その部分のみを調整することでよしとはなりません。

「頭部」は大きくいえば、「全体のリズム」を調整する場所といえます。

自分のなかの何かが狂っている…そういう時「頭部」には必ずその信号が反映されます。
それが痛みであっても、マヒ的な現象であっても、硬直感であっても同様です。

大きな意味での「リズム」を調整して正常な神経系の作動をうながし、生体の抑えこまれた生命力を活動させる。

「頭部」調整には、このような役割があります。


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